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下肢静脈瘤の検査

下肢静脈瘤が気になっていても、「検査は痛いのではないか」「大がかりなことをするのではないか」と不安に感じて、受診をためらってしまう方は少なくありません。ですが、下肢静脈瘤の検査は、体への負担が比較的少ない方法で行えることが多く、現在の状態を正しく知るためにとても大切です。見た目だけではわからない血液の逆流の有無や範囲、脚の深い部分の静脈の状態などを確認することで、今の症状にどのような対応が必要かを考えやすくなります。

秋田血管外科クリニックでは、脚の血管が浮いている方だけでなく、むくみ、だるさ、こむら返り、皮膚のかゆみや色の変化でお困りの方にも、下肢静脈瘤の可能性をふまえて診察を行っています。JR秋田駅徒歩3分、フォンテ秋田7Fという通いやすい立地で、診察から検査、その後のご相談まで丁寧に対応しています。検査結果だけで話を進めるのではなく、患者さんが実際に困っていること、ご希望、不安なお気持ちも含めて、今後の方針を一緒に考えていきます。

下肢静脈瘤の検査とは

下肢静脈瘤の診察では、主に超音波検査を行います。一般にはエコー検査と呼ばれることが多く、脚の皮膚にゼリーを塗り、プローブという器具を当てて血管の状態を確認する検査です。注射や切開をする検査ではないため、強い痛みを伴うことは通常ありません。

この検査では、脚の表面に見えている血管だけではなく、血液がどの方向に流れているか、逆流があるか、深い部分の静脈に問題がないかなども確認できます。下肢静脈瘤は、見た目だけで重症度を決められるものではありません。血管が目立っていても手術を急がなくてよい方もいれば、逆に見た目以上に皮膚症状や逆流が進んでいる方もいらっしゃいます。そのため、超音波検査で実際の状態を把握することが大切です。

下肢静脈瘤の検査でわかること

エコー検査では、主に次のような点を確認します。

  • 大伏在静脈や小伏在静脈に逆流があるか
  • 逆流がどの範囲まで及んでいるか
  • 表面に見えている静脈瘤の原因がどこにあるか
  • 深部静脈に血栓がないか
  • ヒラメ筋静脈など深い静脈に異常がないか
  • 深部静脈血栓症の可能性がないか
  • エコノミークラス症候群に関連する血栓が疑われないか
  • 脚の動脈硬化の所見がないか

見た目のこぶだけをみて判断するのではなく、血管全体の流れを確認することが、適切な治療選択につながります。

下肢静脈瘤の検査の流れ

当院では、まず問診で症状の経過をうかがいます。

問診で確認すること

  • いつ頃から脚の症状があるか
  • むくみやだるさが強くなる時間帯
  • こむら返りやかゆみの有無
  • 立ち仕事や座り仕事が多いか
  • 妊娠や出産の経験があるか
  • ご家族に静脈瘤の方がいるか
  • これまでに血栓を指摘されたことがあるか

そのうえで、脚の見た目や皮膚の状態を確認し、必要に応じて超音波検査を行います。

エコー検査の姿勢

両足を前に出し、浅く腰掛けた姿勢で検査を行うことが多いです。場合によっては立位に近い条件で確認することもありますが、一般的には比較的短時間で終わる検査です。元の資料にあるように、座ったまま5分程度で確認できる範囲もありますが、実際の所要時間は確認する範囲や状態によって前後します。

結果の説明

検査後は、どこに逆流があるのか、今の症状がどの程度下肢静脈瘤と関係していそうかをご説明します。そのうえで、経過観察がよいのか、弾性ストッキングなどの保存的な対応が向いているのか、処置や手術も検討した方がよいのかを一緒に考えます。

下肢静脈瘤の重症度の考え方

下肢静脈瘤では、エコー検査の結果と症状をあわせて状態をみていきます。診療の中では段階的に評価し、治療の必要性を検討することがあります。

レベル0から1

逆流が軽度であったり、症状が強くなかったりする段階です。手術を行わず、運動療法や弾性ストッキングによる圧迫療法、生活習慣の見直しをご提案することがあります。

レベル2

症状や逆流の程度によっては、手術や処置を検討する場合があります。すべての方に同じ対応になるわけではなく、つらさや生活への影響を見ながら判断します。

レベル3から6

皮膚症状や逆流の進行がみられ、処置や手術が適していると考えられる場合があります。もちろん、最終的には診察結果と患者さんのお気持ちをふまえてご相談していきます。

下肢静脈瘤が進行するとどうなるか

下肢静脈瘤は、初期には見た目や軽いだるさだけのこともありますが、進行すると皮膚や周囲の組織にも影響が出てくることがあります。

色素沈着

血液が停滞しやすい部分の皮膚が、茶褐色に見えてくることがあります。汚れではなく、皮膚の変化として起きている場合があります。

湿疹や皮膚炎

皮膚が乾燥してかさかさし、かゆみや赤みが出ることがあります。掻いてしまうことで悪化しやすくなります。

脂肪皮膚硬化症

皮膚の下の脂肪組織がやせて硬くなり、触るとごわついた感じになることがあります。慢性的な循環不良が背景にあると考えられます。

皮膚潰瘍

ちょっとした傷が治りにくくなったり、外傷がなくても皮膚がただれて潰瘍になることがあります。出血につながることもあります。

血栓性静脈炎

静脈瘤の中に血栓ができ、赤みや痛みを伴うことがあります。急に硬く痛むしこりのように感じる場合もあります。

肺動脈塞栓症

頻度は高くありませんが、血栓が移動して肺の血管に詰まる状態です。稀ではあるものの、血栓の有無を確認する意味でも検査は重要です。

下肢静脈瘤についてのよくある質問

Q1. エコー検査は痛いですか

A1. 皮膚にゼリーを塗り、器具を当てて観察する検査ですので、一般的には強い痛みはありません。産科で赤ちゃんの確認に使われる超音波検査と同じ原理で、体への負担が少ない方法です。

Q2. エコー検査はどのように行いますか

A2. 両足を前に出して浅く腰掛けた姿勢で行うことが多く、必要な部位を順番に確認していきます。状態に応じて確認範囲が変わるため、検査時間には多少個人差があります。

Q3. エコー検査では何を観察していますか

A3. 左右の太ももにある大伏在静脈や、ふくらはぎにある小伏在静脈の逆流の有無、深部静脈の状態、血栓の有無などを確認します。必要に応じて動脈硬化の有無もあわせてみることがあります。

Q4. 検査をしたら必ず手術になりますか

A4. いいえ。検査は、今の状態を把握するために行うものです。軽い段階であれば、運動療法や圧迫療法で様子をみる方もいます。検査結果と症状、ご希望をふまえて相談していきます。

院長より

下肢静脈瘤の検査でいちばん大切なのは、患者さんご自身が今の状態を正しく知ることだと、私たちは考えています。見た目の血管が気になって受診される方もいれば、脚のだるさやむくみ、こむら返りがつらくて来院される方もいます。どちらも大切なサインです。ですが、見た目だけ、あるいは症状だけで決めつけることはできません。だからこそ、超音波検査で血管の流れを確認し、今後どうするのがよいかを一緒に整理していくことが大切です。

秋田血管外科クリニックでは、できることとできないことを明確にお伝えし、不安や疑問を残したまま検査や治療を進めることはしません。検査の結果、すぐに手術が必要ではない方にはそのように率直にお話ししますし、進行していて処置を考えた方がよい方には、その理由もわかりやすくご説明します。秋田駅周辺で下肢静脈瘤の検査先をお探しの方、まずは状態を知りたいという方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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