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下肢静脈瘤の様々な種類

下肢静脈瘤かなと思ったら、お気軽にご相談ください。

下肢静脈瘤の様々な種類について

伏在静脈瘤
伏在静脈瘤は、足の静脈にある血液の逆流をふせぐ「弁」がこわれてしまい、血液が逆流し、足に滞ることで血管が拡大して発症する種類の下肢静脈瘤です。
発症すると、足が痛む、だるくなる、重くなる、ひどくむくむ、つりやすくなったりします。
これらの症状があらわれるようになり、治療を放置してしまうと、症状が悪化すると湿疹ができたり、かゆみがともなったり。皮膚炎症や色素沈着などの問題が発生することもあります。
伏在静脈瘤には「大伏在静脈瘤」「小伏在静脈瘤」の2つの種類があり、種類毎に症状がことなります。
発症例がもっともおおいと言われている下肢静脈瘤が、この「大伏在静脈瘤」です。足のつけ根部分にある静脈の弁がこわれることで発症します。大伏在静脈瘤はひざの内側に静脈瘤の症状があらわれる場合がおおいです。
小伏在静脈瘤は比較的発症することのすくない静脈瘤です。ひざのうしろにある静脈の弁がこわれることで発症します。静脈瘤の症状はふくらはぎに現れる場合がおおいです。
側枝静脈瘤
側枝静脈瘤は伏在静脈本幹には静脈瘤や静脈逆流が見られず、足の血管の末端の静脈で逆流防止弁が壊れることで発症します。
伏在静脈などから枝分かれした短い静脈(側枝)が拡張した静脈瘤で、膝より下の部分に比較的多く発症みられます。妊娠出産時にみられる陰部静脈瘤も同様で、ふともものうらから膝裏あたりまでこぶが広がる事もあります。治療としては原因となった不全交通枝を外科的に切断するか、瘤切除術(スタブアバルジョン)、硬化療法が行われます。
伏在静脈瘤よりも細い血管で起こるため血液の滞留量が少なく、範囲も狭いため症状は軽いケースが多く症状により気づく人が少ないのが特徴で、膝周辺の裏側や太腿、ふくらはぎに静脈瘤ができることが多く、大伏在静脈の分枝部分の弁不全や不全穿通枝と言われる静脈が機能不全になって逆流を起こすことが原因とされています。
この他、骨盤内の静脈(内腸骨静脈)の逆流も原因として挙げられますが、下肢静脈瘤の中では珍しい部類になります。
側枝静脈瘤は伏在静脈瘤と併発する場合と単独でできる場合があり、比較的併発することが多いため、伏在静脈瘤を見落としていないかよく確かめる必要があります。
網目状静脈瘤
皮膚直下にある小さな静脈が拡張したもので直径2〜3mmの細い静脈が網目状に広がって見え、よく見られる場所は太もも外側から裏面、膝裏などで鮮明な青色も特徴のひとつです。
クモの巣状静脈瘤
直径0. 1〜1.0mmという極めて細い血管が皮膚直下で拡張したものはクモの巣状静脈瘤と呼ばれ、盛り上がりが少なく赤紫色であるという特徴を持っています。
クモの巣状の毛細血管はコブではないので、実は瘤ではありませんが、日本では静脈瘤として分類していますが、正確には毛細血管拡張症といいます。
下肢静脈瘤の診察は手術も含めて基本的に全て保険適用です。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
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